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AIエージェントを活用したフィジタルワークプレイスの設計手法の研究
メンバー:住友 恵理、下野 明佳里、オウ リツコク、渡辺 悠生

デジタルツールの普及によって出社をしなくても仕事ができるようになった中で、「なぜ人は集まる必要があるのか?」が改めて問われています。そこには、雑談・ブレインストーミングといった、”コラボレーションによる創発”や、つながり・やりがいといった“ウェルビーイングの向上”など、人が集まることで初めて生まれる価値があります。そして、これらを引き出すためには、人が自然と集まり、関わりが生まれる “ハブ” として機能する環境が求めら れています。

本年度は、人が自然と集まってくる”ハブ”として機能する環境とは実際にどのようなものなのか?を明らかにするために、以下の2つを行いました。 1. イノベーションセンターの事例調査と分析 2. 働く場における情報との関わり方の提案例の調査と分析です。まず、国内外のイノベーションセンターでは、コラボレーションやウェルビーイングを支えるための工夫が数多く見られることが分かりました。その 一方で、多くの事例が空間そのもののデザインに意識が留まっていました。

実際には、 イノベーションが生まれる場面においては、アクティビティとアクティビティの“間”に、多くの重要なプロセスが存在しています。例えば、雑談からアイデア出しへ、デスクワークから立ち作業へと移る、その移行のプロセスです。また、集中したい人、会話したい人など、多様な個性やニーズをどのように共存させるかも大きな課題です。さらに、オンラインと対面が混ざり合う今の働く環境では、複数のモードをどう調和させるかという新たな課題も顕在化しています。例えば、対面ミーティング中にオンライン参加者がモニターに映ったままだと、その場の没入感が途切れ、チームのリズムが変わってしまうことがあります。このように、空間の形や機能だけではなく、モードが切り替わるプロセスや、異なるモード・個性のつなぎ方こそ、これまで十分に検討されていない重要な領域だと言えます。

